2013年06月23日
第1回協働サロン2013「地域課題をNPOらしいビジネスで解決するには!」終了しました!
第1回協働サロン2013「地域課題をNPOらしいビジネスで解決するには!」終了しました!
こんにちは!
スタッフの膽吹です。
第1回協働サロン2013 無事開催終了です。
ありがとうございました!
ちょっとご報告です。
今回のサロンのテーマは、「地域課題をNPOらしいビジネスで解決するには!」です。
つまりは、「地域課題を解決したい!」「社会をどうにかよい方向に変えたい!」、そんな熱い思いが膨らみ、
どんどん行動していくNPOのみなさん、でもそれだけでは事業をやるって難しいのです。
とそんなことを学びながら共有するサロンでした。
わかります。とってもわかるんです。
目の前に困っている人がいて助けたい、だからはじめる事業がNPO活動だったりする。
お金のことはあるけど、それはあとで考えよう。
助成金もあるし、誰か助けてくれるはず。
とそんなことでNPO法人設立でもそのあとどうする?
とこうなってしまわないために事業計画をどうたてていくか。
そんな内容でした。
講師は、日本政策金融公庫の久野 暢さん。
久野さんは、融資課長をされていて、様々な創業計画書を見てきた百戦錬磨というべきプロです。
そのプロの目で見てきた経験でいろいろ教えていただきました。
[講演中の久野さん]
もちろん、「いやいや、企業とNPOは違うんだから」とそんなことを考えている人がいるかもしれませんが、そうでもないですよ。
日本政策金融公庫さんは、NPO法人への融資も積極的に行っておられます。
なので、今回の協働サロンに来ていただけたようなものです。
それで、やはり久野さんが、強くおっしゃられてたのは事業をするときは、事業計画をたてましょうということ。
売上予測、を何年間でするのか、事業のニーズがあるのかなど、すでに事業をされている方にも、
創業するときにたちかえってもらうために創業計画書のフォーマットを見ながらポイントを整理していただきました。
かと言って、NPOの課金システムは普通にはつくれない場合が多い。
普通と言うのは、大体、サービスを利用する人からお金を対価としていただくことが多いのですが、
サービスの受益者はお金がないことが多くとれない場合が多いのです。
「売り上げって言われても」と、困ってしまいます。
例えば、森林保全をしている団体の受益者は森林ですが、森林がお金を払ってくれませんし、ましてやホームレス支援をしていている団体なんかも、もちろん家もお金もない方を支援しているわけですから、なかなかお金をもらえません。
でも、久野さんの話を聞いていて感じるのは、「売り上げ」というかその事業を続けるなら課金システムはあたりまえにつくるもので、それはアイデアでつくるしかないということ。
会場にはNPOの方以外に、企業の方、行政の方もこられていてマルチセクターなサロンでした。
そんないろんなセクターの混ざり合う会場で、みんなでNPOの課金システムについて課題だし、知恵だししました。
[交流をし意見交換する参加者]
意見交換をする中で参加者の方からアドバイスもありました。
一つは広告という資金調達の仕方もあるとご提案がありました。
ある種の支援したい方を対象としたイベントを開催するためにお金を企業の広告で集めるということ。
そのイベントで企業がPRできる機会を持つ、これも一つの課金システム。
ある意味、ニーズはこのイベントを応援したいという企業にあるのですね。
または、その企業の本来の事業のお客さんとなりうる人が、そのイベントに来ているのだとしたらそれはマッチングできますね。
と、そのようなお話もあり意見交換が盛り上がりました。
NPOの場合は、支援を求めている人のニーズと、お金を出したい人のニーズの2つ考えないといけないということですね。
この2つのニーズが単純に同じ人とは限らないということですね。
大体、思いが強いと支援する対象のニーズのほうだけに目がいってしまいます。
最近は、やはりテーマとなるのがファンドレイジング(寄付による資金調達)という考え方。
寄付者を増やしていくことで、共感者を増やし、社会を変えていく手法。
NPOの場合は自身の事業を応援してくれる寄付者はどこにいるのか、というのも考えていく、これも課金システムなんでしょうね。
淡海ネットワークセンターでは、常時、NPO運営に関する相談を受け付けています。
ファンドレイジングのことも気軽にご相談ください。こちらも一緒に知恵だししながら考え、ときには久野さんのような専門家につなぎ支援をしていきたいと思います。
(スタッフ いぶき)
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[基本データ]第1回協働サロン2013 地域課題をNPOらしいビジネスで解決するには! 事業計画の事例から組み立て方を学ぼう!
●日時:2013年6月13日(木)13:30-16:30
●場所:県民交流センター206会議室(ピアザ淡海)[滋賀県大津市におの浜1-1-20]
●参加費:500円(資料代)
●講師:久野 暢さん(日本政策金融公庫)
●プログラム:講演、会場名刺交換、ワークショップ、共有の時間
●主催:淡海ネットワークセンター
●当日参加者数:22人
詳しい案内はこちらブログから→http://onc.shiga-saku.net/e918450.html
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そして、次回(第2回)、次々回(第3回)の協働サロンもすでに決まっております!
第2回協働サロン2013は、8/9(金)です。
テーマはまさにファンドレイジング。
「遺贈寄付の受け入れについて考える」です。
ドナー(寄付者)ピラミッドの中で頂点に君臨する遺贈寄付。
思いのこもった寄付を受け入れ、信頼を循環させる仕組みをつくるにはどうすればいいのか。
遺贈寄付に詳しい税理士の早坂 毅さんに調査報告など話題提供いただきながらの学習会です。
ぜひ、関心のある方はお越しくださいませ。
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[基本データ]第2回協働サロン2013 学習会を開催します!遺贈寄付の受け入れについて考える 講師:早坂 毅さん(税理士)
●日時:2013年8月9日(金)18:30-20:30
●会場:県民交流センター206会議室(ピアザ淡海)[滋賀県大津市におの浜1-1-20]
●参加費:500円(資料代)
●定員20名程度
●講師:早坂 毅さん(税理士)
●内容:話題提供、意見交換
●主催:淡海ネットワークセンター
●後援:滋賀弁護士会、滋賀県司法書士会、滋賀県行政書士会、全日本不動産協会滋賀県支部
詳細はこちらブログから→http://onc.shiga-saku.net/e939734.html
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第3回協働サロン2013は、9月21日(土)です!
テーマは、地域のささえあい助け合い。
もっと具体的に言い方を買えると移動支援、生活支援がテーマ。
買い物難民、交通弱者、孤独死、なんだかとてもマイナスな言葉が出てきますが、現実問題、地域のお年寄りの生活力、移動力。少子高齢化してくると心配です。
そして自身が年齢を重ねたときに、暮らす地域にそんなニーズを支える仕組みができているのか、そんな不安を乗り越えるために自分達で仕組みをつくりたい、そんな思いを持ち活動する人達の交流会です。
活動の工夫や課題を共有します。
よろしければお越しくださいませ。
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[基本データ]第3回協働サロン 地域でささえあいの仕組みをつくるには ~移動支援・生活支援について考える交流会~
●日時:2013年9月21日(土)13:30~16:30
●会場:滋賀県立長寿社会福祉センタ― 介護研修室(草津市笠山7丁目-8-138)
●参加費:500円(1団体3名まで) [資料代]
●定員:60名程度
●内容:移動支援・生活支援に関わる話題提供、工夫・課題の意見交換など
●主催:淡海ネットワークセンター、滋賀県社会福祉協議会
詳細はこちらブログから→http://onc.shiga-saku.net/e939757.html
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●お問い合わせ・申込先
FAX:077-524-8442 E-mail: office@ohmi-net.com
淡海ネットワークセンター(公益財団法人 淡海文化振興財団)
申し込みフォーム(http://bit.ly/11N7nbz)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F)
電話 : 077-524-8440 担当 膽吹(いぶき)
こんにちは!
スタッフの膽吹です。
第1回協働サロン2013 無事開催終了です。
ありがとうございました!
ちょっとご報告です。
今回のサロンのテーマは、「地域課題をNPOらしいビジネスで解決するには!」です。
つまりは、「地域課題を解決したい!」「社会をどうにかよい方向に変えたい!」、そんな熱い思いが膨らみ、
どんどん行動していくNPOのみなさん、でもそれだけでは事業をやるって難しいのです。
とそんなことを学びながら共有するサロンでした。
わかります。とってもわかるんです。
目の前に困っている人がいて助けたい、だからはじめる事業がNPO活動だったりする。
お金のことはあるけど、それはあとで考えよう。
助成金もあるし、誰か助けてくれるはず。
とそんなことでNPO法人設立でもそのあとどうする?
とこうなってしまわないために事業計画をどうたてていくか。
そんな内容でした。
講師は、日本政策金融公庫の久野 暢さん。
久野さんは、融資課長をされていて、様々な創業計画書を見てきた百戦錬磨というべきプロです。
そのプロの目で見てきた経験でいろいろ教えていただきました。
[講演中の久野さん]
もちろん、「いやいや、企業とNPOは違うんだから」とそんなことを考えている人がいるかもしれませんが、そうでもないですよ。
日本政策金融公庫さんは、NPO法人への融資も積極的に行っておられます。
なので、今回の協働サロンに来ていただけたようなものです。
それで、やはり久野さんが、強くおっしゃられてたのは事業をするときは、事業計画をたてましょうということ。
売上予測、を何年間でするのか、事業のニーズがあるのかなど、すでに事業をされている方にも、
創業するときにたちかえってもらうために創業計画書のフォーマットを見ながらポイントを整理していただきました。
かと言って、NPOの課金システムは普通にはつくれない場合が多い。
普通と言うのは、大体、サービスを利用する人からお金を対価としていただくことが多いのですが、
サービスの受益者はお金がないことが多くとれない場合が多いのです。
「売り上げって言われても」と、困ってしまいます。
例えば、森林保全をしている団体の受益者は森林ですが、森林がお金を払ってくれませんし、ましてやホームレス支援をしていている団体なんかも、もちろん家もお金もない方を支援しているわけですから、なかなかお金をもらえません。
でも、久野さんの話を聞いていて感じるのは、「売り上げ」というかその事業を続けるなら課金システムはあたりまえにつくるもので、それはアイデアでつくるしかないということ。
会場にはNPOの方以外に、企業の方、行政の方もこられていてマルチセクターなサロンでした。
そんないろんなセクターの混ざり合う会場で、みんなでNPOの課金システムについて課題だし、知恵だししました。
[交流をし意見交換する参加者]
意見交換をする中で参加者の方からアドバイスもありました。
一つは広告という資金調達の仕方もあるとご提案がありました。
ある種の支援したい方を対象としたイベントを開催するためにお金を企業の広告で集めるということ。
そのイベントで企業がPRできる機会を持つ、これも一つの課金システム。
ある意味、ニーズはこのイベントを応援したいという企業にあるのですね。
または、その企業の本来の事業のお客さんとなりうる人が、そのイベントに来ているのだとしたらそれはマッチングできますね。
と、そのようなお話もあり意見交換が盛り上がりました。
NPOの場合は、支援を求めている人のニーズと、お金を出したい人のニーズの2つ考えないといけないということですね。
この2つのニーズが単純に同じ人とは限らないということですね。
大体、思いが強いと支援する対象のニーズのほうだけに目がいってしまいます。
最近は、やはりテーマとなるのがファンドレイジング(寄付による資金調達)という考え方。
寄付者を増やしていくことで、共感者を増やし、社会を変えていく手法。
NPOの場合は自身の事業を応援してくれる寄付者はどこにいるのか、というのも考えていく、これも課金システムなんでしょうね。
淡海ネットワークセンターでは、常時、NPO運営に関する相談を受け付けています。
ファンドレイジングのことも気軽にご相談ください。こちらも一緒に知恵だししながら考え、ときには久野さんのような専門家につなぎ支援をしていきたいと思います。
(スタッフ いぶき)
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[基本データ]第1回協働サロン2013 地域課題をNPOらしいビジネスで解決するには! 事業計画の事例から組み立て方を学ぼう!
●日時:2013年6月13日(木)13:30-16:30
●場所:県民交流センター206会議室(ピアザ淡海)[滋賀県大津市におの浜1-1-20]
●参加費:500円(資料代)
●講師:久野 暢さん(日本政策金融公庫)
●プログラム:講演、会場名刺交換、ワークショップ、共有の時間
●主催:淡海ネットワークセンター
●当日参加者数:22人
詳しい案内はこちらブログから→http://onc.shiga-saku.net/e918450.html
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そして、次回(第2回)、次々回(第3回)の協働サロンもすでに決まっております!
第2回協働サロン2013は、8/9(金)です。
テーマはまさにファンドレイジング。
「遺贈寄付の受け入れについて考える」です。
ドナー(寄付者)ピラミッドの中で頂点に君臨する遺贈寄付。
思いのこもった寄付を受け入れ、信頼を循環させる仕組みをつくるにはどうすればいいのか。
遺贈寄付に詳しい税理士の早坂 毅さんに調査報告など話題提供いただきながらの学習会です。
ぜひ、関心のある方はお越しくださいませ。
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[基本データ]第2回協働サロン2013 学習会を開催します!遺贈寄付の受け入れについて考える 講師:早坂 毅さん(税理士)
●日時:2013年8月9日(金)18:30-20:30
●会場:県民交流センター206会議室(ピアザ淡海)[滋賀県大津市におの浜1-1-20]
●参加費:500円(資料代)
●定員20名程度
●講師:早坂 毅さん(税理士)
●内容:話題提供、意見交換
●主催:淡海ネットワークセンター
●後援:滋賀弁護士会、滋賀県司法書士会、滋賀県行政書士会、全日本不動産協会滋賀県支部
詳細はこちらブログから→http://onc.shiga-saku.net/e939734.html
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第3回協働サロン2013は、9月21日(土)です!
テーマは、地域のささえあい助け合い。
もっと具体的に言い方を買えると移動支援、生活支援がテーマ。
買い物難民、交通弱者、孤独死、なんだかとてもマイナスな言葉が出てきますが、現実問題、地域のお年寄りの生活力、移動力。少子高齢化してくると心配です。
そして自身が年齢を重ねたときに、暮らす地域にそんなニーズを支える仕組みができているのか、そんな不安を乗り越えるために自分達で仕組みをつくりたい、そんな思いを持ち活動する人達の交流会です。
活動の工夫や課題を共有します。
よろしければお越しくださいませ。
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[基本データ]第3回協働サロン 地域でささえあいの仕組みをつくるには ~移動支援・生活支援について考える交流会~
●日時:2013年9月21日(土)13:30~16:30
●会場:滋賀県立長寿社会福祉センタ― 介護研修室(草津市笠山7丁目-8-138)
●参加費:500円(1団体3名まで) [資料代]
●定員:60名程度
●内容:移動支援・生活支援に関わる話題提供、工夫・課題の意見交換など
●主催:淡海ネットワークセンター、滋賀県社会福祉協議会
詳細はこちらブログから→http://onc.shiga-saku.net/e939757.html
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●お問い合わせ・申込先
FAX:077-524-8442 E-mail: office@ohmi-net.com
淡海ネットワークセンター(公益財団法人 淡海文化振興財団)
申し込みフォーム(http://bit.ly/11N7nbz)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F)
電話 : 077-524-8440 担当 膽吹(いぶき)
Posted by 淡海ネットワークセンター at 10:56
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