8/29 「朽木の織りを知る」 @朽木

淡海ネットワークセンター

2015年08月04日 10:03

 高島市朽木地域の山村では、木綿が普及するまで「麻」が主な衣類として自家製で作られていました。 麻の繊維は強くて、茨(いばら)にひっかかっても破れず、肌触りが良く、汗をかいてもべとつかないので、夏冬共に山仕事用の衣類として重宝されました。

 春になると、どの家でも四~五畝(せ)ほどの麻が栽培されました。夏に収穫し、麻蒸しして皮を剥き、灰汁で煮た後、細く割いてつないでいく。糸によりをかけ、ノノバタで織り、ひと冬に一反ほどを自給する技術が継承されていました。

 しかしその技術も、時代の流れとともに消滅しつつあります。わずかながら技術継承者や道具が残されている現在、かつて日々の暮らしと共にあった布づくりに想いを馳せてみましょう。

〇日時:2015年8月29日13:30~17:30

〇会場:朽木 やまびこ館 大ホール
(滋賀県高島市朽木市場792)

〇プログラム:
一、〈挨拶〉
 朽木の知恵と技発見・復活プロジェクトの紹介 - 海老沢 秀夫 氏(当プロジェクト代表)-
二、〈講演〉
 朽木の織りと生活文化- 丸谷 彰 氏(針畑生活資料研究会)-
三、〈上映〉
 「ハルとのの」1991-99 針畑、麻の仕事と暮らし(55 分) - 針畑生活資料研究会/制作-
四、〈講演〉
 いにしえの智恵と心を伝える - 田口 龍治 氏(日本麻振興会岐阜支部)-

【ロビー展示】
一、 麻ぬのをとりまく道具の数々
二、 麻ぬのと暮らしの写真展
三、 麻を活かす!商品紹介

〇参加:無料

〇定員:250 名(受付順)
※事前申し込みは不要です。直接会場にお越し下さい。

〇主催:
 高島市文化遺産活用実行委員会、朽木の知恵と技発見・復活プロジェクト

★詳しくはこちらをご覧ください↓★
http://on.fb.me/1MIKZM3

<お問い合わせ先>
結びめ・文化庁事業担当
TEL:090-5014-1600
MAIL:info@musubime.tv


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