2011年01月07日 17:00
「農」と「食」のフロンティア
中山間地域から元気を学ぶ
関 満博
趣旨
2000年の夏、初めて「農産物加工場」といわれるものに出会った。
それは衝撃であった。一見、普通の食品加工工場に見えたその中で、年
配の女性たちが活き活きと輝いていたのであった。
その後、各地で多くの農産物直売所、農産物加工場、農村レストラン
にめぐり会い、また、条件不利の地域で取り組まれている集落営農、農
業法人化の取り組みなどに出会った。多くの中山間地域では30年ほど前
に比べ人口は2分の1、3分の1に減少し、高齢化率は40~50%にも達
しているのだが、残された人びとは地域の資源、可能性を探り、必死に
新たな取り組みを重ねていた。
中山間地域の「自立」と「産業化」、それは成熟化し、高齢化に向か
う私たちの挑戦すべき「未来」を指し示すものではないかと思う。
新たな「うねり」は「辺境」から始まるとされている。まさに中山間
地域に反発のエネルギーが蓄積され、それがいま大きく解き放たれよう
としている。その同時代に生きる者として、その「感動」を共有し、広
くその意味を伝えていきたい。
奮ってご参加ください。
一橋大学・関 満博
・日時: 平成11年1月19日(水)
午後2時30分開場、3時から4時半頃まで
(遅くとも5時ごろ)
・場所: 京都、学芸出版社3階
・会費:1000円(定員60名/申し込み先着順)
詳細&お申し込み
http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1101seki/index.htm
〈転載歓迎〉