●ライブパフォーマンス & トークセッション●
外国人住民はコミュニティ放送の運営に参画できない!?
♪多文化社会の放送制度を語ろう♪
外国人が多く暮らす街・神戸で1996年から放送を続けている
多文化・多言語コミュニティ放送局「FMわぃわぃ」。今年初
に株式会社からNPO法人となったFMわぃわぃは 8人の理事のう
ち1人が非常勤の外国籍理事という役員構成でした。
そして放送免許をNPO法人に移す申請を総務省にしたところ、
1950年に制定された電波法の解釈によって外国籍の理事はたと
え1人でも認められないという見解が示されました。
地域住民である外国人がコミュニティづくりに参画しその声が
まちづくりに反映されることは、外国人のみならず誰もが暮ら
しやすい社会づくりにつながります。それなのに、コミュニティ
のための放送局運営に参画を許さない現行の電波法は時代遅れの
法律ではないでしょうか。多文化社会におけるコミュニティ放送
のあり方を市民で考えるライブ&トークセッションを開催します。
※当日の会場の模様はUSTREAMでライブ配信する予定です。
http://www.ustream.tv/channel/fmyy
○日時:2011年12月18日(日) 14:00~17:00
○場所:NPO法人淀川文化創造館 シアターセブン
http://www.theater-seven.com/access.html
○参加費:500円、事前申し込み要
○主催:
財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
大阪大学グローバルコラボレーションセンター
NPO法人エフエムわいわい
<登壇者>
・趙博さん
「浪速の歌う巨人・パギやん」の異名をとるマルチ芸人。20年に及ぶ教師生活の
あと、2005年プロに転身。音楽ライブだけでなく、落語、漫談、浪曲、パンソリ
など諸芸の要素を融合させた「歌うキネマ&声体文藝館」シリーズを各地で演じ
ている。2011年、書き下ろしの戯曲『百年、風の仲間たち』(演出:金守珍)を
ソウルで一ヶ月公演、劇作家デビューを果たす。
・鈴木秀美さん(大阪大学大学院高等司法研究科教授/憲法)
慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。法学博士。北陸大学、広島大学、日
本大学を経て、2004年から現職。憲法・メディア法専攻。大阪府情報公開審査会
会長。主な著書は、『放送の自由』(2000年)、『放送法を読みとく』(2009
年)、『インターネットと法』(2010年)、『よくわかるメディア法』(2011
年)、『表現の自由 I, II』(2011年)。
・小山帥人さん(ジャーナリスト)
NHKで航空騒音を描いた「現代の映像・空からの衝撃」などのドキュメンタリー
を取材。その後、フリージャーナリストとして、フランスの自由ラジオなどを取
材。自由ジャーナリストクラブ世話人。
・鈴木江理子さん(国士舘大学准教授/移民政策)
一橋大学大学院社会学研究科修了。博士(社会学)。移民政策学会常任理事、認
定NPO法人多文化共生センター理事などを兼任。移民政策や人口政策、国際労働
力移動、地域社会の多文化化などについて研究するかたわら、外国人支援の現場
でも活動。主な著書は、『人口減少時代の地域政策』(2011年)、『日本で働く
非正規滞在者―彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?』(2009年)、
『「多文化パワー」社会―多文化共生を超えて』(2007年)など。
経緯説明:
日比野純一、李玉順(FMわぃわぃ)
全体コーディネート:
吉富志津代(大阪大学グローバルコラボレーションセンター/NPO法人多言語セン
ターFACIL)
<お問い合わせ先>
ヒューライツ大阪(担当/藤本)
e-mail: webmail@hurights.or.jp
電話:06-6577-3578 fax:06-6577-3583