滋賀自然環境研究会の設立された頃は、滋賀県の地質・地形関係の研究者に
よる研究成果は際立ったものがあり、そうした多くの優れた地形・地質の研
究者の中心にいたのが研究会幹事の藤本秀弘さんでした。「山門湿原の形成
史と山門水源の森の現状」は、藤本さんの久し振りに専門分野である山門湿
原のボーリング調査に基づいた湿原の形成史の解明と、山門水源の森の生物
多様性保全活動についての講演です。また、滋賀県自然環境保全課長の水田
有夏志さんの「近江の滝について」は、近江の滝と人々がどのように関わっ
てきたのか、また時代の変化に伴って近江の滝がどのような現状にあるのか
について、人と滝とが密接に関わることによって育まれた「滝文化」ととも
に紹介する大変興味ある内容の講演です。
ぜひご参加ください。
○日時:2013年7月28日(日)13時~16時45分
○場所:彦根勤労福祉会館 2階 研修室
※駐車場が狭く混雑が予想されます。また周辺は駐車禁止です。
※ご来場の節は近隣の有料駐車場又は電車・バスをご利用ください。
○プログラム:
◆講演:
山門湿原の形成史と山門水源の森の現状 藤本秀弘(滋賀自然環境研究会)
◆近江の滝について 水田有夏志(滋賀県自然環境保全課)
◆研究発表
1 高島地域の興味あるコケ植物 笠井 譲
2 低価格・省資源・省力壁面緑化の試み 南 尊演
3 ハイビジョン映像による動画自動撮影装置の作製と作例 名和 明
4 ヨーロッパの湖畔-共通の問題点を考える- 岡田明彦
5 モンゴル北部シベリアカラマツ林荒廃地での再生促進研究 草加伸吾
○参加費:無料
<お問い合わせ先>
滋賀自然環境研究会事務局
〒522-0041 彦根市平田町243-16 植物社会学研究所内
TEL&FAX 0749-23-6220