2009年12月12日
市民事業まちづくり車座談義
市民事業まちづくり車座談義
~欲しいものは自分達で創る!地域を元気に魅力的にするということ~
地域の個性や魅力を高め、よりよい地域社会の実現に向け、活動をしている方々が、日本全国にいます。地域の課題はその土地の人だけで解決するだけでなく、地域外の多様なネットワークと連携し、解決策を見つけ出していくことに価値があります。
今回、「まちづくり」「地域起こし」の中心的な役割を担っている「NPO法人えがおつなげて」代表の曽根原久司氏にお越しいただき、地域や企業を巻き込む事業開発の心構えやスキル、ネットワーク構築に関して、議論を深めていただきました。
また、県内外から多様なバックグランドをお持ちの方との意見交換が賑やかに行われました。
開催日時
2009年12月13日(日)13:30~16:00
開催場所
滋賀県立県民交流センター 和室
プログラム
■講演:テーマ「都市と農村の共生社会を目指して」曽根原久司氏(NPO法人えがおつなげて 代表理事)
農をはじめとした地域共生型のネットワーク社会を創ることを目的に、山梨県北杜市を中心として、南アルプス・八ヶ岳周辺をはじめ、大阪、兵庫などでも活動している。
■ワークショップ
地域内外の多様なネットワークと連携した事業開発のツボを学びます。
■名刺交換・意見交換
会場の様子




荒れてしまったから、もう駄目だと思わないこと。やればできる!
NPO法人えがおつなげて代表の曽根原さんの活動フィールドである山梨県北杜市増富地域は農地61haのうち38haが耕作放棄地。開墾という草木を刈り、根を掘り起こす肉体作業は、企業の研修の絶好のチャンス。一緒に汗を流し、みんなでおいしく食事をする。この単純作業の中を通じて連帯感が生まれ、企業内コミュニケーションが良くなり、新たなビジネスアイデアにつながる。
農村に入る新しい人の想いと、地域住民の知恵が結びつき、空き家、耕作放棄地、荒廃森林が宝の山となる。それは魔術ではなく、学ぶことができる。実績に基づく曽根原さんのお話にどんどん引き込まれました。
ワークショップでは、5班に分かれ、マーケティング手法による農村の資源と都市のニーズを結びつけるビジネスプランに関して熱気溢れる発表があり、その後も熱い想いを語る方々の意見交換は続きました。
曽根原久司(そねはら ひさし)氏プロフィール
明治大学政治経済学部卒業後、金融機関等企業経営の経営コンサルタントを経て、現職。農をはじめとした地域共生型のネットワーク社会を創ることを目的に、「村・人・時代づくり」を行っていくためのNPO法人を設立し、山梨県北杜市を中心に、南アルプス・八ヶ岳周辺、横浜・藤沢・鎌倉周辺、東京、大阪、兵庫などで活動を行っている。山梨大学客員准教授、山梨県コミュニティビジネス推進協議会会長、NPO法人南アルプス山の学校理事長、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事、日本サードセクター経営者協会理事等役職多数。平成19年度毎日新聞グリーンツーリズム対象優秀賞受賞をはじめ、多くの賞を受賞している。「風の人・土の人ー地域の生存とNPOー」(共著) 公人の友社、「都市農村交流プロデュース 実践と考え方」『新都市』2004年12月 (財)都市計画協会、「村・人・時代づくり 都市と農村が共生できる社会を目指して」『季刊まちづくり』16号 学芸出版社 等多数。
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チラシ表(388KB)
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